ディスポーザーの種類と特徴、粉砕方式と連続投入方式の違い

ディスポーザーには、いくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、主なディスポーザーの種類と、それぞれの特徴について解説します。まず、ディスポーザーは、粉砕方式によって、「連続投入方式」と「バッチ式(一括投入方式)」の2つに大きく分けられます。「連続投入方式」は、水を流しながら、生ゴミを少しずつ投入していくタイプのディスポーザーです。生ゴミを投入するたびに、スイッチを入れる必要がないため、使い勝手が良いのが特徴です。ただし、運転中は、常に水を流し続ける必要があるため、水道代がかかるというデメリットがあります。一方、「バッチ式(一括投入方式)」は、ある程度の量の生ゴミを、ディスポーザー内部に溜めてから、まとめて粉砕するタイプのディスポーザーです。連続投入方式に比べて、静音性に優れており、水を流す時間も短いため、節水効果があります。ただし、生ゴミを溜めておく必要があるため、臭いが発生しやすいというデメリットがあります。また、粉砕方式によっても、ディスポーザーの種類が分けられます。「ハンマーミル式」は、ハンマーのような部品で、生ゴミを叩き砕く方式です。比較的安価な製品に多く採用されていますが、音が大きいというデメリットがあります。「グラインド式」は、回転する刃で、生ゴミをすりつぶす方式です。ハンマーミル式に比べて、静音性に優れており、より細かく生ゴミを粉砕することができます。さらに、ディスポーザーには、排水処理槽とセットで設置する「排水処理槽設置型」と、排水処理槽を必要としない「単独設置型」があります。排水処理槽設置型は、粉砕された生ゴミを、排水処理槽でさらに分解してから、下水道に排出するため、環境負荷が低いというメリットがあります。しかし、設置費用が高額になるというデメリットがあります。単独設置型は、排水処理槽を必要としないため、設置費用が比較的安価です。しかし、自治体によっては、設置が認められていない場合があるため、注意が必要です。ディスポーザーを選ぶ際には、これらの種類と特徴を理解し、自分のライフスタイルや、設置環境に合ったものを選ぶようにしましょう。